電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「奇跡」

是枝裕和監督脚本編集。大阪に住んでいた小6の航一(前田航基)は母(大塚寧々)について鹿児島の祖母(樹木希林)、祖父(橋爪功)の家に引っ越し、弟の龍之介(前田旺志郎)はミュージシャンの父(オダギリジョー)について福岡で離れ離れに暮らして半年。いつか家族四人で暮らす日が来る事を願う二人だが、ある時、九州新幹線が全線開業する日の朝、つばめとさくらが初めてすれ違った時に願いが適うという噂を聞き、ある計画を立てる…。是枝裕和という期待もあったけどJRの企画モノという不安も半分。結果としてはかなり面白かった。上期に観ていれば、上期ベストに入ったかもしれない。望遠も駆使して子役の自然な演技を引き出す上手さは圧倒的。物語も素晴らしく、ラストへ畳みかけるスピード感が心地よい。まえだまえだも上手いけど、複雑な役を表現する内田伽羅の存在感が一番印象的。あと、りりぃはクレジットまで気がつかなかったけど(^^;)、いい役どころでした。

http://kiseki.gaga.ne.jp/