電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「探偵はBARにいる」

橋本一監督、東直己原作「バーにかかってきた電話」。北海道札幌、あるパーティの帰り、沙織(小雪)の夫で霧島グループ社長の霧島(西田敏行)が事件に巻き込まれ殺害される。その一年後、札幌ススキノのBAR"KELLER OHATA"を根城にする探偵(大泉洋)と助手の高田(松田龍平)の元にコンドウキョウコと名乗る女から依頼の電話がくるが…。原作未読。まっすぐな探偵が事件に鼻をつっこんでいくに従って、複雑な問題が繋がっていくところが純粋なハードボイルド調。BARにもチャンドラーの本が重なっていたけど、フィリップ・マーロウを意識している所はかなりある。大泉洋松田龍平の掛け合いはお笑い調だけど、まあ、そこはそれなりに上手いアクセントになっていて嫌いじゃない。安っぽいところもあるけれど、全体には好きな映画。

http://www.tantei-bar.com/