電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「僕たちは世界を変えることができない。」

深作健太監督、葉田甲太原作。楽しくはあるけど物足りなさを感じ日々を過ごしていた医大生の田中甲太(向井理)は、偶然に見たパンフレットから150万円でカンボジアの子供のために学校を建てようと決意。友達にメールを送るが、集まったのは同じ大学の柴山(柄本佑)と矢野(窪田正孝)、そしてパーティで知り合った本田(松坂桃李)だけだった…。途中のカンボジアロケは、ドキュメンタリー風でそこだけはいい。HIV病棟、ポルポト政権下の収容所など、まあ、ドキュメンタリー番組にはよく出てくるような内容だけど、心に強く訴えるものがある。全体的には幼稚な表現や稚拙な演出のところは多い。金集めのイベントという発想の大学生たちにも共感出来ない。まあ、カンボジアの姿を伝えただけでも、この映画の価値はあると思うけど。

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