フィリップ・シュテルツル監督。1772年のドイツ、法律家を目指すヨハン・ゲーテ(アレクサンダー・フェーリング)は試験に不合格。厳格な父親の命令で、田舎町ヴェッツラー裁判所の実習生として、ケストナー参事官(モーリッツ・ブライブトロイ)の元で働く事となる。ヨハンは同僚イェルーザレムと出かけた舞踏会でシャルロッテ・ブッフ(ミリアム・シュタイン)と出会うが…。「若きウェルテルの悩み」の誕生をベースにしたドラマ。創作と事実は半々ぐらいか。凄くもないけど、恋愛ドラマとしては結構面白い。「若きウェルテルの悩み」そのまま映画化するよりは遥かに面白いかも。映像も繊細で気が利いていて美しい。個人的にはシャルロッテ役は原作イメージよりは快活な感じがする。ヨハン役はいい感じ。
