松山洋監督、伊藤和典脚本、貞本義行キャラクター原案、2024年福岡県柳川、中学生の有城そら(声:桜庭ななみ)のクラスメイト、田中翔(声:松坂桃李)や岡野智彦(声:田中圭)たちはオンラインゲーム"THE WORLD"に夢中。祖父までも"THE WORLD"を始め、そらはホームサーバーロボ"まこと"さんのガイドで"THE WORLD"を試してみることにするが…。バンダイナムコのメディアミックス.hackの映画版だけど、ゲーム、アニメ、コミック、小説とまるで知らずに映画が初めて。内容的には他メディアの知識は不要な感じ。世界観はそれほど新鮮なアイデアは無いし、寄せ集めな印象。いかにも2012年が作った未来で平凡すぎる。例えば「サマーウォーズ」(id:zom-1:20090801#p1) と比べてみると、アイデア、キャラ、メッセージ性ともに一段落ちる。その中でも、ヴァーチャル空間と交錯する中学生の三角関係(?)というのは面白いと思った。ここをもっと主軸にした方がずっと面白い話になったのに(一点、矛盾してるトコがあると思うだけど…)。映像はいかにもゲームな動きはイマイチだけど、違和感は少ない。淡い色彩の使い方は全体にかなり上手い。
