電子竹林:Blog

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「マレフィセント」- Maleficent -

ロバート・ストロンバーグ監督(初)。隣り合う妖精の国と人間の王国、ステファン(シャールト・コプリー)は王位を得るためにかつて愛していたマレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)の羽根を奪う。ステファンにオーロラ姫が生まれると、マレフィセントは16歳の誕生日に永遠の眠りにつくという呪いをかけるが、マレフィセントは大きくなったオーロラ姫(エル・ファニング)に次第に魅かれていく…。予告編では分からないけど、マレフィセントの過去の物語とその心理的変化、オーロラへの思いは複雑でかなり面白い。単なる悪役視点ではない。物語的には童話をベースにしながら、まったく角度を変えて繊細な話になっている。子供が観て面白いかどうか分からないけど個人的には好きな話。美術監督の初監督作品としてはかなり立派な仕事。三人の妖精たちの活躍がちょっと少なくて不満だけど、カラスの脇役ディアヴァル(サム・ライリー)はいい存在感を出していた。

http://www.Disney.jp/MALEFICENT