電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「セッション」-Whiplash-

デイミアン・チャゼル監督脚本。ジャズドラマーを目指すニーマン(マイルズ・テラー)は名門シャッファー音楽学校に入学、そして伝説の教師フレッチャー(J.K.シモンズ)のスタジオ・バンドに入る事になるが、そこは容赦なく罵声を浴びせられる狂気のレッスンだった…。前評判通りに素晴らしい映画。速いリズムのひとつひとつから緊張がビシバシと伝わって来る。ラストの激しい盛り上げ方も今まで見たことない程の強烈さ。終わった後には脱力感で呆然となってしまう。一つの事にのめり込む狂気感は「バードマン」(id:zom-1:20150509#p1)に通じるものがある。多くの映画祭での受賞はまったく納得。監督デミアン・チャゼルは、脚本を書いた「グランドピアノ」(id:zom-1:20140308#p2)はもうちょっと評価されていいと思ったので、この映画の高評価は嬉しい。ニコル(メリッサ・ブノワ)も魅力的なのだけど、全体の物語の中では埋没してしまって可哀想だったかも。

http://session.gaga.ne.jp/