電子竹林:Blog

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「わたしに会うまでの1600キロ」-Wild-

ジャン=マルク・ヴァレ監督、ニック・ホーンビィ脚本、シェリル・ストレイド原作「Wild: From Lost to Found on the Pacific Crest Trail」。1995年、シェリル(リース・ウィザースプーン)は母(ローラ・ダーン)の死、ドラッグ中毒、離婚による自暴自棄な生活を変えるために、メキシコ国境からカナダ国境まで西海岸を南北に縦走するPCT(パシフィック・クレスト・トレイル)を一人で歩き通すことを決意するが…。PCTを歩くだけという単純な話であるけど、人生と交差させながらの描き方の上手さはさすがに「ダラス・バイヤーズクラブ」(id:zom-1:20140406#p1)の監督。ウィザースプーンのボロボロな汚れ感もいいウィザースプーン制作作会社が自ら作っているというので、気合が入っている。ストイックでメンタルな映画。サンティアゴ・デ・コンポステーラを歩く「星の旅人たち」(id:zom-1:20120609#p1)を思い出させるが、こっちの方が終始ひとりぼっちでより精神面に目が行く。(PCTの総延長は4265Km)

http://www.foxmovies-jp.com/1600kilo/