電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「聲の形」

山田尚子監督、吉田玲子脚本、大今良時原作。小学生の石田将也のクラスに聾唖者の西宮硝子が転校してきた事で、イジメが始まりクラスの中が乱れる。5年後、人と関わらずに生活していた高校生の将也は硝子の元を尋ねる…。原作は2015このマンガがすごい!オトコ編1位、マンガ大賞2015で3位、第19回手塚治虫文化賞新生賞。話題作だったけど未読なので、原作とは比較出来ないのだけど、思った以上に優しい話で痛み感は無い。みんな、根はいい人だという所がファンタジー感強い。イジメる側、イジメられる側、助ける側、同調する側、無視する側などなどの理論が展開されるが、それぞれに意味があるのはいい所。だからこそファンタジー感を強く感じてしまうし、多少のステレオタイプ感はあるかもしれないけど、話としては嫌いじゃない。花火の音で波紋が立つコップとか、細かい表現がいい。

http://koenokatachi-movie.com