電子竹林:Blog

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「少女」

三島有紀子監督、湊かなえ原作。桜川高等学校2年、由紀(本田翼)は親友でありながらイジメから助けられなかった敦子(山本美月)のために小説「ヨルの綱渡り」を書き続けていた。敦子はかつて剣道で期待されながらも惨敗したためイジメを受けていた。ある時、二人は転校生の紫織から親友の死体を見た話を聞かされる。また紫織はチカンを装った恐喝の常習者だった。そして夏休み、敦子は老人ホームでボランティアを始め、由紀は図書館で知り合った牧瀬(真剣佑)と付き合い始めるが…。原作と印象が違ってずっと前向きな物語と展開。原作好きな人には残念かもしれないが、原作は暗黒面が強すぎてイマイチだったので個人的には映画の方が好き。無理に改変をしているのか、ちょっとぎこちない所も感じるけど、まあそこは受け入れられる。原作では予定調和、ご都合主義に感じたところもなぜか緻密な伏線回収に思えるのが不思議なトコ。この微妙な感情を持つ二人を演じるには本田翼、山本美月はやや力不足に思う。

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