ポール・グリーングラス監督、ロバート・ラドラム原案。ギリシャで隠れて暮らすジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の前にトレッドストーン計画のニッキー(ジュリア・スタイルズ)が現れる。ニッキーはCIA長官デューイ(トミー・リー・ジョーンズ)が進めるアイアンハンド計画、ディープドリーム社CEOアーロン・カルーア(リズ・アーメッド)協力による世界的な監視網の情報を渡す。ボーンの生存を知ったデューイは、ボーンに恨みを持つ工作員アセット(ヴァンサン・カッセル)を暗殺に派遣し、CIAのリー(アリシア・ヴィキャンデル)はジェイソンを取り込む計画を立てるが…。「ボーン･レガシー」(id:zom1:20120930#p1)が不評だったのか、監督も元のグリーングラスに戻ってマット・デイモンも復帰。物語的には変わり映えしないものの、アテネ、ロンドン、ラスベガスと世界各地で展開する派手なアクションと情報戦はなかなかに面白い。「ボーン・アイデンティティー」(id:zom-1:20030201#p4)の頃と比べるとマット・デイモンも随分と老けてしまったが、まあ13年前だからしょうがないのか。
