「未来よ こんにちは」-L’avenir-

ミア・ハンセン＝ラブ監督。パリの高校の哲学教師ナタリー(イザベル・ユペール)は、二人の子供も独立し、教師の夫ハインツ(アンドレ・マルコン)と二人暮らし。ある時、夫からは離婚を切り出され、体が弱った母は施設に入り、才能ある教え子ファビアン(ロマン・コリンカ)はアナーキスト仲間との活動に没頭して行くが…。2016年ベルリン国際映画祭で銀熊賞受賞、その他主演女優賞多数。特に大きな事件も起きないが、心から離れない物語の展開。イザベル・ユペール演じる哲学教師のなんでもないトコがなんとも魅力的。不思議な演技に包まれた不思議な作品。

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