上田慎一郎監督。山奥の廃墟となった浄水場で撮影中、監督の日暮隆之(濱津隆之)はヒロイン逢花(秋山ゆずき)、神谷和明(長屋和彰)への演技指導に熱が入るが…。映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第7弾として製作された作品。ずっと満席で盆も終わってやっと観られた、確かに面白い。傑作というかと疑問でかなり一般受けな作りな印象。ネタバレ禁止と言われているけど面白さの本質はソコじゃなくてディティールと情熱だと思う。集中しないでダラっと観ていると分かりにくい。特に映画撮影のアレコレが分かっている方がいいので、まあその点の啓蒙的な意味もあるかもしれない。「ラヂオの時間」を連想させた、あれも演劇原作か。
