電子竹林:Blog

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「屍人荘の殺人」

木村ひさし監督、今村昌弘原作。神紅大学ミステリー愛好会の葉村(神木隆之介)と先輩の明智恭介(中村倫也))はホームズとワトソン気取りで学園の事件に首をつっこんでいたが、ある時、剣崎比留子(浜辺美波)の依頼でフェス研の合宿に同行することになる。フェスで事件が発生し、葉村、比留子、OBの七宮(柄本時生)、フェス参加者の美冬(山田杏奈)たちはペンションに立て篭もる事になるが…。原作未読、デビュー作でラノベっぽいけど第18回本格ミステリ大賞とか獲っている。まずは前半の展開から、こーいう話なのかという驚きの印象が強い。前知識ゼロで見るほうがこれはいいな。チープさとギャグは監督木村ひさしのドラマ版「TRICK」そのまま。まあその辺は悪くない。浜辺美波のコメディエンヌぶりもいいかな。ミステリーとしてはトリックも動機も平凡と言えば平凡だし、この環境での登場人物の行動は理解しがたい。無理にややこしくしているのが最近のミステリーっぽくて、全体には「金田一少年の事件簿」みたい。なぜか浜辺美波は滑舌悪い。セリフが難しいのかなあ。以前の「エイプリルフールズ」 「君の膵臓をたべたい」 「センセイ君主」 「アルキメデスの大戦」 ではそんなことなかったのに何故だろうか。

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