村野佑太監督、宗田理原案。北海道、歴史物の本が大好きな高校生・鈴原守(声:北村匠海)は隣に住む議員の娘・千代野綾((声:芳根京子)に片思いしていたが、綾が東京に引っ越す話を知り7日間の立てこもりを計画。陸上部の香織(声:潘めぐみ)、人気者の壮馬(声:鈴木達央)、弁護士を目指す博人(声:大塚剛央)、おしゃれな津紗希(声:道井悠)を巻き込み炭鉱のビルに行くがそこでタイ人の子供マレット(声:小市眞琴)と出会う…。宗田理の原作も子供向けすぎるし、実写版1988年「ぼくらの七日間戦争」は宮沢りえが可愛いだけだったがなんでアニメ化するんだろうか。このアニメ版も中途半端で、立てこもり7日間という以外の一致点はないし、絵は平凡、物語は面白みがない。体制の抑圧と戦う感じもなくなって残念。むしろ実写版「打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？」の駆け落ちみたいな雰囲気。攻防戦はあるものの深みはない。そこに現代社会の問題をちょっと味付けしたぐらい。宮沢りえの出番も面白みなかった。
