電子竹林:Blog

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「スウィング・キッズ」-Swing Kids-

カン・ヒョンチョル監督。朝鮮戦争の1951年、巨済島捕虜収容所。新所長は、元ブロードウェイタップダンサーで黒人下士官ジャクソン(ジャレッド・グライムス)に、捕虜のダンスチーム結成を命令。ジャクソンはオーディションを開き、北朝鮮の英雄ロ・ギス(D.O.)、妻を探す民間人捕虜カン・ビョンサム(オ・ジョンセ)、中国人捕虜シャオパン(キム・ミンホ)、通訳ヤン・パンネ(パク・ヘス)のチームを作るが…。朝鮮戦争の捕虜収容所でタップダンスという設定自体が面白い。どの程度の史実を入れているか分からないけど、捕虜同士のイデオロギー対立などはちょっと新鮮。タップダンスは迫力あるし、ジャレッド・グライムはさすがにアステア賞のタップの巧さを見せてくれる。とは言え、ちょっとラストの落とし所は残念かなあ。個人的好みだが。音楽も、ビートルズとか時代に合わないのはイマイチ。デビット・ボウイの「Modern Love」とか、なんか「フット・ルース」みたいな雰囲気になってしまう。ベニー・グッドマンの「Sing Sing Sing」あたりは盛り上がっていいのだが。

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