電子竹林:Blog

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「望み」

堤幸彦監督、奥寺佐渡子脚本、雫井脩介原作。一級建築士の石川一登(堤真一)は、校正者の妻(石田ゆり子)、膝のケガでサッカー部を辞めたばかりの長男・規士(岡田健史)、有名私立高校受験を目前とする雅(清原果耶)の四人家族。規士は無断外泊が多くなり、正月明け、連絡が取れなくなる。そんな時、同級生が殺害されるニュースが流れるが…。原作未読。原作のおかげだと思うが骨太で、物語がしっかりしている。子供が犯罪に巻き込まれた家族の心理、子供は加害者なのか被害者なのかという葛藤をトコトン突き詰めている。撮影と編集がちょっと粗いところあるけど、全体にはいいヒューマンドラマになっている。出番少ないが、松田翔太三浦貴大竜雷太、渡辺哲たちの脇役もいい感じの印象だし、刑事役・早織は徹頭徹尾に無表情なトコが怖くてイイ。

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