二宮健監督、イーピャオ+小山ゆうじろう原作。アゲ太郎(北村匠海)は、父(ブラザートム)と母(片岡礼子)が営む渋谷の老舗とんかつ屋しぶかつの二代目だが、まだとんかつは揚げさせてもらえない。幼なじみ満夫(加藤諒)の旅館の地下で遊び、向かいの苑子(山本舞香)に憧れる毎日。ある時アゲ太郎は、DJオイリー(伊勢谷友介)への弁当配達でクラブ初体験をし、DJを目指すことになるが…。原作未読、アニメ版も未見。トンカツ+DJという斬新さは面白い、チープさはあるがギャグもの、成長ドラマとしてはちゃんと成立している。まあ無理やり感あるけど。最後の盛り上げはちょっと弱いかなあ。屋敷(伊藤健太郎)との対決という構図にしたい所だけど、そこまでは無理なのか。しかし、メインの俳優が二人逮捕っていう状況は記録で、むしろ同情してしまう。ヒロイン山本舞香はちょっと出番としては地味だった。
