清水崇監督。富士の樹海近く、心霊現象に興味を持ち不可解な発言をする響(山田杏奈)、それを嫌う姉・鳴(山口まゆ)の姉妹。二人は親友の輝(神尾楓珠)と美優(工藤遥)の新居への引っ越しの手伝いに行くが、そこでネットの怪談話コトリバコのような怪しい箱を見つける。その箱の周りでは奇怪な現象が続き、鳴の恋人・真二郎(倉悠貴)の家の寺でお祓いを考えるが…。「犬鳴村」に続く「実録！恐怖の村シリーズ」第二弾。「犬鳴村」は面白くなりそうだけどツメが甘い感じだったが、今度は最初から最後まで甘い感じ。怖くないし、物語としても面白くないし、死に方はなんか唐突だし、人間関係、家族関係も曖昧で浅い。ほとんど見るべきところが無かった。母は安達祐実だったのか、エンドロールまで気がつかなかった。しかし、このシリーズ、心霊スポットと呼ばれる実在の場所をメディア的に消費していくってのは趣味が悪いにも程がある。まあ「アナベル 死霊博物館」も同じようなもんか。
