電子竹林:Blog

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「ラーヤと龍の王国」-Raya and the Last Dragon-

ドン・ホール+カルロス・ロペス・エストラーダ監督。古代、龍と人間が共存した王国クアマンドラは怪物ドルーンに襲われるが、竜の犠牲により人々は救われ王国は五つに分かれる。それから500年、ハート王国の王女で竜の石の守護者ラーヤは、ある事件で蘇えったドルーンを倒すために竜のかけらを集める旅に出て最後の龍シスーと出会うが、ファング国の王女ナマーリがそれを追っていた…。ディズニーの3Dアニメ、東南アジアっぽい舞台のファンタジーで、物語が驚くほど深いのに驚いた。暗喩を使い、現代における分断と信頼の関係を子供にもわかりやすく表現している様に思える。ラーヤもシスーもいいキャラだが、脇役たちがみんな個性的で魅力がある。特に赤ちゃんノイは最高にいいキャラ。同時上映の「あの頃をもう一度」も短編ながら物語も技術もとてもいい作品。大抵、短編は実験的な要素が入っているので、モーションキャプチャを自然に見せる手法かなあと思ったが、エンドロールを観てもよくわからなかった、速すぎて。すごく自然だけど細かいダンスのモーションで、どうやって作っているんだろう。

https://www.disney.co.jp/movie/raya.html