電子竹林:Blog

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「映画 太陽の子」

黒崎博監督。1945年京都帝国大学、石村修(柳楽優弥)は軍の依頼での核爆弾の研究を進める原子核物理学の荒勝教授(國村隼)の研究室で、濃縮ウランを作るための遠心分離機の作成に苦労していた。その頃、幼馴染の世津(有村架純)が修の家に疎開し、また修の弟・裕之(三浦春馬)が一時帰宅するが…。元のNHKのドラマ未見。原子核爆弾の開発話ではあるのだが、ほとんど遠心分離機の開発ばかり。まあ事実だからしょうがないと思うが。それぞれの苦悩はなかなか深いものがあっていいのだが、最後はちょっと曖昧でテーマがボケている感じがする。主人公がファインマンみたいにクレージーなトコは怖い。あと、三浦春馬が突然現れるとドキっとするなあ、やはり。これが遺作になるのかな。京都だから清水焼、焼物の釉薬のウラン酸ソーダをかき集めるってのはなるほどと思った。窯元の澤村(イッセー尾形)はいい感じ。

https://taiyounoko-movie.jp/