電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

1998-12-02から1日間の記事一覧

「コンピュータ悪のマニュアル2」

Backer データーハウス。「コンピュータ悪のマニュアル」の続き。CD-ROM付きになったせいか、前回のサイズが違って本だなに並べた時に美しくないのが難点(^^;)。1998年10月刊行。「コンピュータ悪のマニュアル」の刊行が2月だから、内容的に古くなっていると…

「コンピュータ悪のマニュアル」

H&Cクラブ データーハウス。コンピュータ関連図書ランキングでずっと上位にいるので気になっていた本。1998年2月刊行。クラッキング、ウェアーズ関係が中心のアンダーグラウンドな内容。Apple ][でLocksmithを使って、今だD5 AA96なんて覚えている世代として…

「よい旅を、アジア」

岸本葉子 講談社文庫。1991年刊行文藝春秋「わたしの旅はアジアから」にコラムをくわえて再構成したもの。アジアの旅行エッセイとしては、平均的な面白さで平均的な内容。重慶からの揚子江を下る船旅、台湾の純情な青年、ソウルの女子大生、高山病を恐れての…

「絶対音感」- Absolute Pictch -

最相葉月、小学館。今年、堅いノンフィクションの割にはベストセラーになっていて気になっていた本。やっと読む。第四回「週刊ポスト」「SAPIO」21世紀ノンフィクション大賞受賞作。これはめちゃくちゃ面白い。単純な絶対音感の話から、日本における音楽教育…

「B.D.T. 掟の街」

大沢在昌 双葉社。初出は「小説推理」1992/9~1993/7。「新宿鮫」が1991年の吉川英治文学賞新人賞だから、一番注目されていた頃に書いていたものか??時代は2050年、東側と呼ばれる新宿、澁谷、港、豊島、太田各区の一部がホープレスと呼ばれる混血に支配さ…

「憧れのまほうつかい」

さくらももこ 新潮社。さくらももこが高二の冬に出会った絵本「おどる12人のおひめさま」、この絵本作家エロール・ル・カイン(Errol LeCain 1941~1989)にまつわる話、やがて英国旅行へと展開する。全体はまったく短い話であっと言う間に読み終わってしま…

「黒い家」

貴志祐介 角川ホラー文庫。第4回日本ホラー小説大賞。この小説を今読めば、誰でも毒物カレー事件の真須美容疑者を連想するに違いない。それほど、登場人物の菰田幸子と重なる所が多い。主人公は生命保険会社に勤める若槻慎二。顧客の菰田家で子供の首吊り死…

「洗脳体験」

二澤雅喜、島田裕巳 宝島社文庫。1991年にJICC出版局(現宝島出版)から出た「洗脳体験」の増補版。1991年に出た時にすぐ読んだ。当時、各所で話題になっていた"自己開発セミナー"だったので興味深かった。ほとんどの内容は当時のものと同じだけど、「文庫版の…