電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2007-09-09から1日間の記事一覧

「吉原手引草」

松井今朝子。吉原一の花魁葛城が忽然と姿を消す、遣手、楼主、幇間、女衒たち郭の人間から語られる真実…。第137回直木賞受賞作。第120回直木賞受賞の宮部みゆき「理由」の吉原版みたいな第一印象。もともと落語で郭の事はかなり知っているので物語にはスっと…

「誰もが気になっていた飛行機の大疑問」

謎解きゼミナール編。那覇空港の中華航空機炎上事故の直後に書店で並んでいたので読み始める、雑学的な内容だが結構面白い。着陸時に機内を暗くするのは緊急脱出時に備えて暗闇に目を慣らすため、001便002便は航空会社のメイン路線に割り当てる(JAL001はSFO…

「夕凪の街桜の国」

こうの史代。同名映画(id:zom-1:20070826#p1)の原作を読み返してみる。映画と比べるとやはり原作の方が繊細な表現が多く、映画の方が万人に分かりやすくしている印象。台詞や印象的な映像はうまく映画で活かされていると思った。 http://www.amazon.co.jp/dp…

「バッテリー」1

あさのあつこ。同名映画(id:zom-1:20070313#p1)の原作。あまりに原作の評判がいいのでとりあえず1巻だけ読んでみる。主人公・原田巧のストイックさは原作でも同じ、というか原作の方がよりストイックな印象。物語としてはやはり子供向けでちょっと不満。 htt…

「不都合な真実」

アル・ゴア。基本的に映画(id:zom-1:20070131#p1,id:zom-1:20070402#p1)と同じ内容。映画で分からなかった細部までゆっくり読めるという意味はある。アル・ゴアの環境への活動としては「地球の掟」(id:zom-1:20070308#p1)の方が面白い。 http://www.amazon.c…

「古武術で毎日がラクラク!~疲れない、ケガしない「体の使い方」」

荻野アンナ, 甲野善紀。古武術の動きの日常への応用で知った内容ばかりであったが、荻野アンナに説明するように丁寧なので分かりやすい。荷物の持ち方、レジ袋の持ち方、階段の登り方、立ち上がり方、受け身、護身術、介護への応用など。(memo:三脈=両頸動脈…

「ワルボロ」

隅田靖監督、ゲッツ板谷原作。70年代末('80年?)の立川市、勉強一筋だったコーちゃん(松田翔太)は幼馴染みのヤッコ(福士誠治)との喧嘩から突然不良に転向。キャーム(木村了)、小佐野(城田優)、ビデちゃん(古畑勝隆)、カッチン(途中慎吾)と共に立川南三中・錦…