電子竹林:Blog

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「ポストマン」- The Postman -

ケビン・コスナー監督、制作、主演。カタストロフィ後の世界という、一つのSFのジャンルとしてこの原作が好きだった…そういえば、「ウォーター・ワールド」もそういう世界だったか。しかし、この映画は駄目。確かに米国建国の精神と郵便という、原作のいい部分は多少は残っているけど、もう、ケビン・コスナーの一人舞台という感じで、彼のファンじゃないと面白くないでしょう。予告にも出てくる走る馬に手紙を手渡す少年はコスナーの実の息子。あと、娘二人も出てくる。この内輪っぽさが許せない。でも、いい役で出てくる長女アンは、なかなか度胸も座っていて、いい役者かもしれない。最後のシーンは、これはもう爆笑もので、冗談としか思えない。何を考えると、ああいうシーンを作れるんだろうか。この映画は大コケになる方が、彼の為でしょう。