電子竹林:Blog

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「日本人は永遠に中国人を理解できない」

孔健講談社+α文庫。チャイニーズドラゴン新聞社編集主幹、孔子第75代直系子孫の孔健の本。チャイニーズドラゴンは読んだ事あっても、この人の本は多分初めて。中国人の二つの顔の使い分けや面子の重んじ方など、確かに理解し難い事は判るんだけど、接点をどう持つかイマイチ判らない。いつまでたっても出来ない気がしてくる(^^;)。これを読んでも、単に中国人嫌いが増えてしまう様な気がしてしまう。中国でいかにビジネスマンが失敗しているかの例は多いけど、成功するための指針は少ない。中国の三つのキーワード「騎馬民族・大陸民族」「乱世・貧困」「社会主義・人治主義」。これに対して日本は「農耕民族・島国民族」、「金持ち」「資本主義、法治主義」。まあ、そういう見方も判らないでもないんだけど、あまりに断定的な感じがする。比較文化人類学としては、あまり意味が無いというか、単に枠にはめているだけ。