電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2001-07-02から1日間の記事一覧

「溺れゆく者たち」- The Drowning People- Richard Mason

リチャード・メイソン 那波かおり訳 角川文庫主人公はヴァイオリニスト志望の青年ジェームズ・ファレル、そしてのちに妻となるサラ、その従姉のエラ、エラの婚約者チャールズ、ジェームズの親友エリック、噂好きの友達カミラなど。話はジェームズの50年前の…

「クライム・ゼロ」- Crime Zero - Michael Cordy

マイクル・コーディ 内田昌之訳 徳間書店2008年米国、世界有数のバイオテクノロジー会社、バイロベクター・ソリューション社の創設者アリス・プリンスとFBI女性長官マデライン・ネイラーは、<良心>という名の、男性のみが有する犯罪誘発遺伝子を破壊するウイ…

「わたしたちはなぜ科学にだまされるのか インチキ!ブードゥ・サイエンス」

Voodoo Science: The Road from Foolishness to Fraud - Robert。L. Parkロバート.L.パーク 栗木さつき訳主婦の友社米物理学会のホームページ、雑誌、新聞に著者が書いてる「ブードゥ・サイエンス」(邪悪な科学)に関するエッセイを一冊にまとめたもの。ホメ…

「シエスタ」- Shesta - Patrice Chaplin

パトリス・チャップリン 堀内静子訳 二見文庫主人公シルヴィアは空港の草むらで血だらけで目ざめる。体に傷は一つも無い。事情が分からず、不安なままバルセロナの街をさまよう…。映画「シエスタ」の原作。著者はチャーリ・チャップリンの義理の娘。解説の最…

「ロケットボーイズ」下 ☆- Rocket Boys - Homer H.Hickam,Jr.

ホーマー・ヒッカム・ジュニア 武者圭子訳 草思社

「ロケットボーイズ」上 ☆- Rocket Boys - Homer H.Hickam,Jr.

ホーマー・ヒッカム・ジュニア 武者圭子訳 草思社映画「遠い空の向こうに」の原作。基本的には映画そのままの話だけど、映画には無いディティールの書き込みも楽しいし、素晴らしく面白かった。「このまちの子供は、みんなの子供、それがこの町の不文律」と…

「火星の人類学者 脳神経科医と7人の奇妙な患者」☆- An Anthropologist on Mars - Oliver Sacks

オリヴァー・サックス 早川書房映画にもなった「レナードの朝」の著者、脳神経学者。脳の障害による不可思議な症状を持つ7人の患者の話。その不可思議さから人間の脳の神秘的な働きの輪郭を知る事が出来て面白い。患者を見る眼には、好奇心によるのぞき見主…

「ドラゴンの眼」下- The Eyes of the Dragon - Stephen King

スティーヴン・キング 雨沢泰訳 アーティストハウス上巻に続いてやっと読む。面白かった。元々は「ナプキン」という題名で1250部だけ出版して抽選で販売されたらしい。その後、題名を変えて一般に出版されたが、オリジナルの「ナプキン」は素晴らしい題名だ…

「ザ・ゴール 企業の究極の目的とは何か」☆

The Goal : A Process of Ongoing Improvement - Eliyahu M.Goldratt。& Jeff Coxエリヤフ・ゴールドラット 三本木亮訳 ダイヤモンド社著者はイスラエルの物理学者エリヤフ M.ゴールドラット博士。全米で250万部突破。上梓1984年出版以来、今までに著者によ…

「七瀬ふたたび」

筒井康隆 新潮文庫。漫画が始まったので読み返してみる。今、超能力モノを書く人もいないだろう。設定が安直ではあるけど、当時は結構面白かった。出だしは今読んでもかなり面白い。

「ぼくの嫁さんは異星人 - -日本♂×中国♀との世にもおかしな国際結婚」

山岡俊介 二葉社。著者が上海パブで知り合った紅(ホン)ちゃん。プレゼントを買い、服を買い、マンションの家賃を払ってあげて、"もうすぐビザが切れる"の一言で籍を入れて…しかし水商売も止めず別居婚。金を絞りとられても、洗濯も掃除も料理もまるでしても…

「さすらいの麻婆豆腐 陳さんの四川料理人生」

陳建民 平凡社ライブラリー。四川飯店の創業者であり、陳健一の父親の陳建民の一生。語り風にまとめてあるので読みやすいが、それ以上に内容のトンデモなさにグイグイと引き込まれてしまう。なかなか面白かった。1919年四川省生まれ、10人兄弟の末っ子。父が…

「新耳袋 現代百物語第四夜」

木原浩勝 中山市郎著 メディアファクトリー。「耳袋(嚢)」は江戸の名奉行、根岸鎮衛の収集した不思議な話や愉快な話を集めたもので、全10巻、合計100話にもなる。宮部みゆきの「震える石」も、この「耳袋」の逸話が元になっている。これは現代版「耳袋」。元…

「中国人民に告ぐ」

金文学 詳伝社。副題が「文化大国が聞いてあきれる-痛憤の母国批判」。著者は、中国の瀋陽の朝鮮族三世で、日本文学科卒業、日本の大学での研究員としての経験も多く、比較文学、比較文化などの専門家。中国、日本、韓国の文化に通じているだけあって広く公…