電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「オーケンののほほんと熱い国に行く」

大槻ケンヂ 新潮文庫。8年程前の旅系のエッセイ。著者は筋肉少女帯大槻ケンヂ。そういえばナゴムって昔、行ったなー(^^;)大槻ケンヂは今まで読んだ事が無い。「ぐるぐる使い」が吉川英治新人賞候補になっているし、その中の二編は星雲賞を連続受賞している。結構書いてるなーとは思うけど、しかし、この文章を読んでいると、ホントかなあという気がしてくるほど文章が下手(^^;)。毎日放送のインド紀行番組のレポートから話が始まる、インドとタイの旅行エッセイ。知識的、感性的にもあたらしいものは無い。文章を楽しむという感覚が、椎名誠的といえるけど、椎名誠はもうちょっと新鮮な感性があるし視点も面白い。そういえば、椎名誠には「インドでわしも考えた」なんてのもあるか。