電子竹林:Blog

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「大河の一滴」

五木寛之 幻冬社文庫。去年のベストセラーが早くも文庫本化したので読んでみる。簡単に言えば「生」というものを五木寛之的な優しい切り口でエッセイにしているという所か。何か、同時代的な感覚もあってか遠藤周作の「深い河」を連想させた。しかし、これがベストセラーになるというのも不思議な感じがする。それだけ日本は疲れているという事か。