電子竹林:Blog

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「救命士」- Bringing Out the Dead - Joe Connelly。

ジョー・コネリー平井イサク早川書房著者は、ニューヨークのヘルズ・キッチン、セント・クレア病院で9年間、救急救命士として働いてきた。麻薬中毒や銃撃事件、交通事故、心拍停止そして蘇生術…、救命士という職業から都会を見つめ、人間を見つめている。その視点をそのまま小説にしている。小説としては事件らしい事件はほとんど起きないので盛り上がりに欠ける感じがする。それぞれのエピソードは面白いのだけど。これはデビュー作で、映画化が決定している。平井イサクの翻訳がなんかヘンで、リズムに乗れない。