電子竹林:Blog

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「千里眼 ミドリの猿」

松岡圭祐 小学館。「催眠」からの流れではあるが、「千里眼」に続いてこれが「千里眼」三部作の第二部らしい。内容的には小説「催眠」は無視され、映画「催眠」の設定は絡んでくる。これを読んで判ったのだけど、著者がやろうとしているのは、まさに「リング」ワールドのような「千里眼」ワールドという世界を構築したいとのだと思う。…しかし、それがあまりにセコい世界なのが残念(^^;)。大ぼらであっても「リング」の方がずっと大きいので夢がある。 いきなりODAのカウンセラーが軍用ヘリを飛ばす所から唖然とするが、中国との戦争危機、世界的な洗脳集団と、広げた風呂敷が大きい割には、主人公はちょこまか動いているだけ。読後感は「スター・ウオーズ帝国の逆襲」を見た直後の脱力感にそっくり(^^;)。しかし「ジェダイの復讐」は楽しみだったけど、「千里眼」第三部はどうでもいい。#このサイト、超わかりにくく、知りたい情報が判らないので腹立たしい