電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2000-06-02から1日間の記事一覧

「スーツケース一杯の失敗」☆

アーマン・ボンベック 中野恵津子訳。- When you look like your passport photo,It's time to go home-Erma Bombeckこの作家はまるで知らなかったが、ABCネットワークの「グッドモーニング・アメリカ」の11年間レギュラー・キャスターという事で有名らしい…

「眠れぬイヴのために」

ジェフリー・ディーヴァー 飛田野裕子訳 早川書房。- Praying for Sleep - Jeffery Deaver「ボーン・コレクター」があまりに面白かったので、ジェフリー・ディーヴァーの他のも読んでみる。大きな嵐が近づく中、殺人犯の患者マイケル・ルーベックが精神病院…

「帝都物語」3 大震災篇

荒俣宏 角川文庫。

「帝都物語」2 魔都篇

荒俣宏 角川文庫。

「帝都物語」1 神霊篇

荒俣宏 角川文庫。某MLのオフで「帝都物語ツアー」をやったので、古本屋で買って読み返して見る。「帝都物語」を読むのは、これで三回目。博物学的、というか東京トリビア的な知識は何度読んでも面白い。まあ、文章は稚拙なトコは感じるけど。「帝都物語ツア…

「慟哭」

貫井徳郎 東京創元社。鮎川哲也賞を「凍える島」と争った作品(らしい)。一人の少女に引かれて新興宗教に入る男、連続少女殺害を追う丘本刑事、この二人の男の物語が平行して展開するが、その接点が見いだせぬままにかなり進む。その交点を求めて、引きつけら…

「恋愛中毒」

山本文緒 角川書店。一方的な離婚を言い渡された主人公の美雨は、たまに翻訳の仕事をしながらも、生活のために弁当屋でバイトをしていた。その弁当屋に客として現れた憧れの作家の事務所で働く事になる…。まあストーリ構成はいいんだけど、書き込みが下手で…

「監禁」☆

ジェフリー・ディーヴァー 大倉貴子訳 早川書房。- Speaking in Tongues - Jeffery Deaverアーロン・マシューズは復讐のために、ミーガンというナの17歳の娘を誘拐、監禁するミーガンの父、弁護士のテイトは友人の刑事コニーの力を借り捜索をはじめるが…。ジ…

「最悪」

奥田英郎 講談社。舞台は川崎。町工場を経営する川谷、ちんぴらの和也、信金に勤めるみどりの三人が主人公。マンションからの騒音苦情、貸し渋りの銀行、追うヤクザ、セクハラ上司と、それぞれの日常が最悪に展開していき、最後に一点で結びつく。このヘンの…

「MISSING」

本多孝好 双葉社。ジャンルも判らずに読みはじめたけど…、一応、推理小説なのかな。5つの短編。「眠りの海」、第16回小説推理新人賞受賞作。自殺した男、それを助けた少年が会話の中から過去の事件を明らかにする。ファンタジックな感じだけど、読み終わっ…

「亡国のイージス」

福井晴敏 講談社。「河の深さは」が江戸川乱歩賞の選考会で話題になり、翌'98年「Twelve Y.O.」で第44回江戸川乱歩賞受賞、その後の第1作がこれ。しかし、何しろ厚い…ニ段組みでぎっしり654ページ。三日で読めたが、ちょっと辛かった。イージス護衛艦<いそか…

「破線のマリス」

野沢尚 講談社。第43回江戸川乱歩賞受賞作。映画「破線のマリス」の原作。印象としては映画とまったく同じで追体験にしかならなかったが、面白かった。後味悪いけど。

「千里眼 ミドリの猿」

松岡圭祐 小学館。「催眠」からの流れではあるが、「千里眼」に続いてこれが「千里眼」三部作の第二部らしい。内容的には小説「催眠」は無視され、映画「催眠」の設定は絡んでくる。これを読んで判ったのだけど、著者がやろうとしているのは、まさに「リング…

「リミット」

野沢尚 講談社。「破線のマリス」を読んだ勢いで、野沢尚の別の小説に挑戦。TVドラマになる事もあるし…まあ、観ないと思うけど。主人公は調書書きだけが得意な特殊犯捜査係、有働公子。一人息子の貴之との母子家庭。犯人は元中学校教師の澤松智永、その教え…