電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「朝またぎのベトナム」

寺井融 星雲社ベトナム解放の2年後の1977年にベトナムを2週間訪問した著者、20年後の再びベトナムを訪れた時の記録。96~98年の旅を再編成したもの。経歴としては、民社党本部、新進党と機関紙を担当しているらしい。特に新しい視点も無く、政治家らしい視点も感じられない。マッサージやカラオケでの行動が、どうもおっさん臭いのが情けない。文章も下手。水上マーケットツアーの中で著者がOLに勧めている、吉田元夫「ベトナムの現在」(講談社原題新書)、皆川一夫「ベトナムのこころ」(めこん社)、近藤紘一「サイゴンから来た妻と娘」(文春文庫)には目を通しておきたい。映画で勧めている「青いパパイヤの香り」「シクロ」は観ているけど。(というか、ベトナム映画は少ない)