電子竹林:Blog

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「舌の上のアジア」

高崎篤 竹内書店新社。「アジア・キッチン旅行」の著者という事で読む気になった。開高健の影響で行った初めてのアジアが香港、そこからのめり込んでいくアジア初心者の時代。初々しさはあるけど、読んでてもあまり面白くは無い。情報的にも視点的にも面白さは少ない。「アジア・キッチン旅行」はもっと面白かったのに。バンコクベトナム、韓国、トルコなどなど。第10章「香港オールディズ」は、横濱正金銀行で1920年代後半から1930年代後半に香港に赴任していた父のアルバムの記録を追う旅で、まったく毛色が違う。でも、ここが一番面白い気がするので、もっと調べて書き込んで欲しかった。