電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

2001-04-02から1日間の記事一覧

「ゴッドプレイヤー 神を演ずる者」- Godplayer - Robin Cook

ロビン・クック 林克己訳 早川書房主人公のキャシー・キングズリーは精神科のレジテントで糖尿病の持病を持ち、左目も手術が必要なほど悪化している。夫は天才的な心臓外科医トマス。手術後、順調に回復していると思われた患者を襲う突然の死、SSD<術後突然…

「大江戸生活体験事情」

石川英輔 田中優子 講談社。「大江戸ボランティア事情」でも組んで書いている二人の新作。江戸の生活の一部を自分で体験してみるという企画。不定時法の時計を使ってみる、旧暦で暮らしてみる、火打ち石で火をつける、、行灯を使う、、筆で字を書く、着物で…

「舌の上のアジア」

高崎篤 竹内書店新社。「アジア・キッチン旅行」の著者という事で読む気になった。開高健の影響で行った初めてのアジアが香港、そこからのめり込んでいくアジア初心者の時代。初々しさはあるけど、読んでてもあまり面白くは無い。情報的にも視点的にも面白さ…

「朝またぎのベトナム」

寺井融 星雲社。ベトナム解放の2年後の1977年にベトナムを2週間訪問した著者、20年後の再びベトナムを訪れた時の記録。96~98年の旅を再編成したもの。経歴としては、民社党本部、新進党と機関紙を担当しているらしい。特に新しい視点も無く、政治家らしい…

「アンチパターン - ソフトウェア危篤患者の救出」

Refactoring Software,Architectures,and Projects in Crisis - Wiliam J. Brown,Raphael C.MalveauHeys W."Skip" McCormick III,Thomas J. Mowbray 岩谷宏訳ソフトバンクワインバーグなどソフトウェア工学の本は好きでよく読んでいたのだけど、久しぶりのそ…

「十四の嘘と真実」- To cut a long story short - Jeffrey Archer -

ジェフリー・アーチャー 新潮文庫前作「十一番目の戒律」で書いた様に、ニ年で一冊のペースの中で今回は短編集になる。短編集としては4冊目。今回、実話ベースのものが目次でマークされているので、それを意識して読むとちょっと違った楽しみ方が出来る。法…

「話を聞かない男、地図が読めない女- 男脳・女脳が謎を解く」

Why men don't listen & women can't read maps - Allan &Barbara Peaseアラン・ピーズ+バーバラ・ピーズ 藤井留美訳 主婦の友社大ベストセラーで図書館で予約していたのだけど、忘れた頃にやっときて読んだ。TVとか、いろんな所で情報を得ているので新鮮さ…

「仮面の天使」 ☆- A Whisper in the Attic - Gloria Murphy

グロリア・マーフィー 石川順子訳 扶桑社ミステリー出産のためにマンハッタンから、郊外ブライヤウッドのセカンドハウスへ移ってきたペイジと弁護士のジェイソン。屋根裏に隠れていたリリーという少女が悲惨な虐待の被害者だと知り、しばらく一緒に暮らす事…

「香水 - ある人殺しの物語」☆- Das Parfum - Patrick Suskind

パトリック・ジュースキント 池内紀訳 文藝春秋初出の1988年に読んで、自分の中のその年のベスト1,2ぐらいだった記憶があるが、機会があって読み返す事にする。舞台は18世紀のパリ。まったく体臭が無いジャン=バティスト・グルヌイユは、その類いまれな嗅覚…