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「ロケットボーイズ」上 ☆- Rocket Boys - Homer H.Hickam,Jr.

ホーマー・ヒッカム・ジュニア 武者圭子訳 草思社映画「遠い空の向こうに」の原作。基本的には映画そのままの話だけど、映画には無いディティールの書き込みも楽しいし、素晴らしく面白かった。「このまちの子供は、みんなの子供、それがこの町の不文律」と言われる、共同体としての町に懐かしさを感じる。そこにいる人々、それぞれを等身大の人間として描いている。大人よりは子供に読んで欲しい本。夢を追い求める事の大切さが実感出来る。映画は、邦題が「遠い空の向こうに」、原題が「October Sky」だけど、原作の「ロケットボーイズ」の方がずっとかっこいいのに、何で変えたんだろう?解説にあるように、宇宙飛行士の土井隆雄がコロンビア号に乗った時、メダルとオーク号のノズルを持っていったもらったとは驚き。