電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」- Harry Potter and The Goblet of Fire - J.K

J.K.ローリング 松岡佑子訳、静山社「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の続編、第四巻。今回は上下巻でかなりの厚さ。ハリーの傷跡の痛み、クィディッチ・ワールドカップに空に上がる不吉な印と、ヴォルデモートの復活の恐れが迫る。ホグワーツ魔法学校では三大魔法学校対抗試合が行われ、炎のゴブレットによりハリーが選手に選出され、死を招く難題を乗り越えていく事に…。新しい登場人物、日刊預言者新聞のゴッシップ記者リータ・スキーター、教師マッド・アイ・ムーディは物語の展開に面白みを加えている。ハーマイオニーのしもべ妖精解放戦線、親友のロンとの諍いも学園モノとしての味付けとしていい。しかし、やはり長すぎる。特にクィディッチ・ワールドカップは時期的にFIFAワールドカップに合わせたのだろうけど、もっと大幅にカットしても良かったように思う。