電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「夜のピクニック」

恩田陸本屋大賞受賞、第26回吉岡英治文学新人賞受賞。夜を徹して80Kmを歩き続ける高校生活最後の学校行事に参加するそれぞれの胸のうち…「六番目の小夜子」(id:zom-1:20041111#p1)に続いて、ヘンな行事を舞台にするのが好きな作家だなと思いつつ読み始めたが、なかなか面白かった。文も構成も洗練はしてないし、単純な話ではあるがNHK少年ドラマシリーズ的な素直な、まっすぐな面白さがあると思う。ただ単に歩き続ける事がなぜこれほど特別な事なのか、という言葉に思いが凝縮されている。よい学生生活を送った人はこの小説に共感出来るだろう。しかし、幾ら何でも80Kmはキツイでしょ、と思っていたらこれは著者の母校、水戸一高(http://www.mito1-h.ed.jp/)の実在の行事らしい…80Kmかあ…(大学の新歓でも徹夜歩こう会ってのがあったが20Km弱?) 追記:映画の感想 id:zom-1:20061007#p1

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