アンドリュー・ニコル監督原案製作総指揮。ニューヨークに住むウクライナからの移民のユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)はロシアン・ギャングの銃撃戦を目撃し、武器販売の事業を始める事を決意する…。実在の武器商人数人の話をベースにした物語。ブラックでシリアス、衝撃的。かなり面白かった。その批判的な視点は武器商人を越え、その先にいる企業、国家、社会構造を見つめている。エンターテイメントを越え「華氏911」の様な批判精神に満ちている、素晴らしい。ニコルの仕事は凄い、「ガタカ」監督脚本、「トゥルーマン・ショー」脚本制作、「シモーヌ」監督脚本製作、「ターミナル」原案製作と、良質な作品ばかり作り続けている、ただ者じゃない。
