電子竹林:Blog

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「銃・病原菌・鉄~1万3000年にわたる人類史の謎」上下

ジャレド・ダイアモンド。1998年ピューリッツァ賞ノンフィクション部門受賞。"白人は沢山のものを発展させニューギニアに持ち込んだが、ニューギニアには自分のものと言えるものが何も無いのはなぜか”という著者への疑問から始まる。なぜ、大陸において異なる歴史を歩んできたのか1万3000年という時間枠で、さまざまな角度から解読する。結論は単純、東西に長いユーラシア大陸では文明(農耕、鉄など)が伝播しやすく、家畜に向いた大型動物が多く存在し、家畜化と同時に病原菌へに耐性が出来た…文明の進化も初期条件で決定しているというのも厳しい現実である。(memo:分子人類学の発見自体が疑問視されているp56~そーなの?)(memo:ピサロが皇帝アタワルパを捕虜に出来た要因こそ、ヨーロッパ人が新世界を植民地化出来た直接の要因~銃、鉄の武器、騎馬など軍事技術、伝染病に対する免疫、航海術、政治機構、文字、家畜)(memo:20世紀までに家畜化された大型動物は14種のみ=牛、羊、山羊、豚、馬のメジャー五種類、その他は限定された地域、ヒトコブラクダフタコブラクダ、ラマ/アルパカ、ロバ、トナカイ、水牛、ヤク、バリ牛、ガヤル)

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