小林義則監督(初監督)、佐藤嗣麻子脚本、秦建日子原作「推理小説」。警察内部の極秘文書を追う公安部総務課警部補・雪平夏美(篠原涼子)の車が爆発炎上。大怪我をした娘の美央は警察病院へ運ばれるが、武装集団によって病院が占拠される。指揮本部の管理官・山路(寺島進)の元に雪平と斉木陣管理官(江口洋介)が駆けつける…。元のドラマはまるで見てないので人間関係や設定が不明だが、基本的に独立して観られるみたい。まるでTVドラマな分かりやすい展開、分かりやすいミスディレクションに分かりやすいドンデン返し。予測不可能なストーリ展開というけど、それは予測しても無駄なだけでしょう。心理的な描写も薄いし。いかにも予算がありません的な演出だらけで、そこに何の工夫も無いのが情けない。篠原涼子も江口洋介も椎名桔平も銃を持った立ち姿は似合わないなあ。クレジットを観るまで加藤雅也が出ているのに気がつかなかった。ま、2時間ドラマ程度。
