電子竹林:Blog

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「魔笛」- Magic Flute -

ケネス・ブラナー監督、ジェイムズ・コンロン音楽監督第一次世界大戦塹壕戦の中、兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)は毒ガスに襲われるが夜の女王(リューボフ・ペドロヴァ)の三人の侍女に助けられる。三人の侍女は暗黒卿ザラストロ(ルネ・パーペ)に奪われた夜の女王の娘パミーナ(エイミ・カーソン)の救出をタミーノに頼み、魔笛を授ける。タミーノは魔法の鈴を渡されたパパゲーノ(ベン・デイヴィス)とともに、三人の少年の手引きで救出の旅へ向かう…。去年生誕250年記念のモーツァルトの最後のオペラの映画化。音楽と映画「アマデウス」の知識と見せ場だけは知っている程度でオリジナルとの比較は出来ないが、当時の一般市民向けに作られたというだけあって物語は分かりやすい割に展開もひねりがあって面白い。CGの多様、パノラマ感のある映像、移動撮影などなかなか凝っていて、特にオープニングの10分近くのワンカット(でもCGでつないでいる)など見所。一般受けしないだろうけど、個人的にはけっこう良かった。「魔笛」のCDはドイツ語でさっぱり分からなかったけど、映画は英語だったのである程度分かる。

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