鈴木雅之監督(TV版と同じ)、福田靖脚本。6年ぶりに東京地検城西支部に戻った久利生検事(木村拓哉)は事務次官の雨宮(松たか子)とともにある傷害致死事件を担当するが、初公判で容疑者が突然の全面否認。弁護士は刑事事件無罪獲得数日本一の弁護士・蒲生(松本幸四郎)、そして事件の裏には大物政治家・花岡練三郎(森田一義)の贈収賄事件が関係していた…。元のドラマはまるで見ていないが、人間関係や過去の因縁も単純なので映画だけでも理解出来る。韓国ロケ、イ・ビョンホン特別出演と派手さは出しているものの、単純な伏線、分かりやすい演出、軽いギャグとTVドラマの域を出てない。こんな法廷劇が映画で通じるのは日本だけだろうなあと、ちょっと情けないが、ま、エンターテイメントとして見るなら退屈はしない。でも、どうせ2時間使うなら、もうちょっと社会性を入れるとか、演出に凝るとかやってほしいもんだけど。(正義の女神像ってホントに日本の裁判所にも有るの?)
