三池崇史監督。壇ノ浦の戦いから数百年後、埋蔵金の伝説がある寒村で義経(伊勢谷友介)率いる源氏ギャングと清盛(佐藤浩市)率いる平家ギャングが対峙していた。そこへ凄腕のガンマン(伊藤英明)が現れる…。「龍が如く」(id:zom-1:20070322#p2)、「妖怪大戦争」」(id:zom-1:20050827#p1)と荒っぽい作りだがそれなりな見せ場を作って好き放題が成功してきた監督だが、今回のはイマイチ乗れなかった。派手ではあるがテンポは悪く、見せ場もメリハリが無い。脇役にも安藤政信、石橋貴明、木村佳乃、香川照之、堺雅人、小栗旬、松重豊、香取慎吾、タランティーノと主役級が揃いながらも、みんな色物で活きてこない。特に木村佳乃のダンスと香川照之の芝居は謎。その中でも桃井かおりの役柄はなかなか良いし、伊勢谷友介の拳銃と日本刀の上手さには驚いた。全編台詞は英語だが、その下手さは新春スター隠し芸大会の英語劇を思い出させる。
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