電子竹林:Blog

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「スルース」- Sleuth -

ケネス・ブラナー監督、ハロルド・ピンター脚本、アンソニーシェーファー原作(戯曲)。ロンドン郊外、初老のベストセラー推理作家アンドリュー・ワイク(マイケル・ケイン)の邸宅に、マイロ・ティンドル(ジュード・ロウ)が訪ねてくる。ティンドルはワイクの妻の浮気相手だが、ワイクはティンドルに犯罪をもちかける…。ローレンス・オリビエとマイケル・ケイン主演による'72「探偵スルース」のリメイク。オリジナルの若者マイケル・ケインが老人に変わるというのはちょっと面白いけど、全体にはまったく期待外れだった。記憶は定かでないけど、後半はオリジナルとかなり違う展開。密室での心理劇としての緊張感がほとんど感じられない。下手という訳でもないけど、演技対決としても面白みも無い。ユーモアも薄い。オリジナルに遥かに及ばない、意味のないリメイクか。

http://www.sleuth.jp/