落合正幸監督、一瀬隆重製作。プロカメラマンのベン(ジョシュア・ジャクソン)とその妻ジェーン(レイチェル・テイラー)は、新婚旅行をかねて日本でのファッション撮影の仕事に出かける。夜の山道、ジェーンの運転する車が若い女性(奥菜恵)に接触するが、女性の姿は消えていた。そして二人の身辺では不気味な出来事が続く…。日本人スタッフによるハリウッドでのジャパニーズ・ホラー。でも舞台のほとんどが日本なのでハリウッド映画という感じはしない。90分ちょっとの長さなのに、かなりの間延びを感じる。中身がスカスカ。何かに追いかけられるでも無く、対決するでも無く、謎を解くでも無く、物語を引っ張る力が何も存在しない。アイデアとして日本人の写真好き、さらに心霊写真好きという注目点は面白いんだけど、ほとんど活かされていない。最終的に夢も希望も無い映画にしか感じられない。落合正幸+一瀬隆重「感染」(id:zom-1:20041023#p1)も酷かったが、今回も酷いなあ。米国での興行成績はどうなんだろうか。2004年のタイ映画「心霊写真」のリメイクらしい(未見)。
