西谷弘監督、真保裕一原作「アマルフィ」。クリスマス直前のローマ、G8外務大臣会合のためイタリアを訪問する川越外務大臣(平田満)受け入れのために、日本大使館の西野参事官(佐野史郎)、研修生安達(戸田恵梨香)たちは準備に追われていた。そんななか赴任した外交官・黒田(織田裕二)は一人の少女の誘拐事件のため、母親・紗江子(天海祐希)と行動を共にする事になる…。フジテレビ開局50周年というのが逆に不安だけど、監督は「県庁の星」(id:zom-1:20060303#p1)、「容疑者Xの献身」(id:zom-1:20081004#p1)の人でフジテレビ系では多少期待が持てる人。見終わってみると、真保裕一の原作(未読)のせいなのか物語はなかなかよく出来ている。予告編からは物語の良さが伝わってこない。これをハリソン・フォードとか主演でハリウッドで作ったら面白そうなんだがなと思わせる。イタリアロケは頑張っているが、やはり海外ロケ慣れしてない感じはする。演出的にもやや安っぽいのが残念。織田裕二はあくまでも、世界の終わりまで織田裕二。
