電子竹林:Blog

はてなダイアリーより引っ越し済み、主に映画

「牛の鈴音」

イ・チュンニョル監督脚本編集。韓国、田舎の村。79歳の農夫チェ爺さんは夫婦二人暮らし。農薬も使わず、耕作機械も使わずに人手と牛に頼る爺さんに婆さんは愚痴ばかり。チェ爺さんの農耕用の牛はすでに40歳、この冬は越せないだろうと獣医に告げられる…。登場人物もわずか、何の事件も起こらないがスクリーンから目が離せない不思議な魅力がある。シンプルな何かに心の奥底を揺さぶられる感覚。韓国で300万人動員記録も納得。個人的には、「ゆきゆきて、神軍」(真逆の爺さん像)に「ストレイト・ストーリー」(牛じゃなくてトラクター)を連想させた…何故だろうか。

http://www.cine.co.jp/ushinosuzuoto/