電子竹林:Blog

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「板尾創路の脱獄王」

板尾創路監督脚本。昭和初期、拘置所を2度脱走、胸に逆さ富士の彫物をした囚人・鈴木雅之(板尾創路)が信州第二刑務所に移送されてくる。鈴木は一時間もたたないうちに脱獄するが線路沿いで取り押さえられる。看守長の金村(國村隼)はそんな鈴木に興味を持つが…。脱獄王というテーマはかなり面白いけど、単純な展開でひっぱるのはちょっと苦しい。最後も素直に終わらせればいいのに,お笑い出身が裏目に出ているのか。もっと物語を錬ればかなり面白い映画になったと思うと残念。いくつかの脱獄方法、超人的な身体能力など昭和の脱獄王・白鳥自首にヒントを得ている感じ。明治村の金沢監獄をロケに使っているのがいい。監督脚本主演をやるからといって、昭和じゃないんだからタイトルに自分の名前入れるのはどうかなあ。

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