クリント・イーストウッド監督製作、ジョン カーリン原作。南アフリカ共和国、ネルソン・マンデラ(モーガン・フリーマン)は1964年に国家反逆罪終身刑となりロベン島へ収監、1990年2月11日に釈放され、1994年に大統領に就任する。南アではアパルトヘイトの象徴であったラクビーの、1985年ワールドカップ開催を民族和解・協調のきっかけにしようと、マンデラは代表チームのキャプテン、フランソワ・ピナール(マット・デイモン)を招待するが…。時代的にはちょうど「マンデラの名もなき看守」(id:zom-1:20080531#p2)の直後からの話。全体にはテンポもよく、ラグビーの描写は迫力あるし面白い。感動作ではある。それでも手堅くイーストウッドの実力通りで予想を超えない印象。社会性でもひねりでも「マンデラの名も無き看守」の方が好きだな。トラックとか飛行機とかのシーンも、上手いだけに余計に感じてしまう。今年はFIFAワールドカップ南ア大会なので、タイミング的にも狙ってるんでしょう。