電子竹林:Blog

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「カラフル」

原恵一監督、森絵都原作、丸尾みほ脚本。死んだ魂のボクは天使(?)プラプラにより再挑戦のチャンスを与えられ、自殺したばかり中学三年生小林真(声: 冨澤風斗)の体に入り込む。家族はお人よしの父、不倫中の母、真を無視する兄、学校では友達もなく成績は最低、憧れのひろかは援助交際中、と真の事が分かってくるが…。原作未読、2000年中原俊版の実写映画も未見。人生や人間を考えさせる、基本的にはいい話。それでも、魂と蘇りというファンタジーの安直さ、カラフルという言葉での単純化など、ちょっと大人には浅い感じはする。作画的には写真から起こした背景や、ロトスコープの動き、3D CGなどイマイチな感じ。予算もあるだろうけど。原恵一では「河童のクゥと夏休み 」(id:zom-1:20070813#p1)の方が夢もあるし奇麗な映像でずっと好きだな。

http://colorful-movie.jp/